本田フル出場も 来季去就は微妙

2015年06月01日 11時00分

 イタリア1部リーグ、ACミランの日本代表FW本田は30日(日本時間31日)、今季最終戦のアタランタ戦にフル出場。ミランは3―1で勝利した。本田はロシアW杯アジア2次予選に臨む日本代表に参加するため近日中に帰国するが、来季の去就は微妙な情勢だ。

 ミランは新シーズンに向けて、レアル・マドリード(スペイン)を指揮したカルロ・アンチェロッティ氏(55)の監督就任が濃厚だが、まだ新体制は、はっきりしていない。シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長(78)には、来季のチームから外国人選手を排除してイタリア人だけで“国産化”する構想があり、新チーム編成の方針も不透明だ。

 2017年6月まで契約が残る本田は、エースナンバー10を背負いながら昨年10月から得点なし。チームも低迷し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)や欧州リーグ(EL)の出場権も得られなかった。イタリア紙を中心に「10番剥奪」や「放出」などと相次いで報じられている。

 こうした中、本田は5月24日のトリノ戦後、約2か月ぶりに取材に応じた際、「個人の損得でチームを去っていく選手は多いですけど、少なくとも自分はここで必要とされるなら、来季も残りたいと思う」と明言。名門クラブで窮地に追い込まれている状況を敏感に察知した発言で、クラブ首脳陣に残留をアピールした。

 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、本田について「名誉会長が放出しない外国人3人の一人とする方針を固めた」とも伝えている。果たして、来季のリベンジの機会はあるのか。