都並氏も驚いた香川「無尽蔵のスタミナ」

2012年09月23日 18時00分

 欧州チャンピオンズリーグは19日(日本時間20日)、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が日本代表MF香川真司(23)の決勝点アシストで難敵ガラタサライ(トルコ)を1―0で下した。

 

 トップ下で先発した香川は前半7分、カリックの決勝点をアシストする活躍で後半39分までプレー。“世界のシンジ”への飛躍第一歩は上々の滑り出しだ。

 

 香川の武器は高い技術だけではない。それを陰で支えているのが無尽蔵のスタミナだ。

 

 C大阪所属時代に香川を指導した都並敏史氏(51)は「真司といえばテクニックの印象が強いが、実は何よりもすごいのはスタミナなんだ」と話し、指導していた当時の“伝説”となっているエピソードを明かした。

 

「日本代表と全く同じ持久走テストを行って、とんでもない数字を出した。当時代表でナンバーワンだった(MF中村)俊輔(34=横浜M)を上回って、ダントツ、トップだったんだよ」

 

 そのトレーニングとは、一定の休憩時間を挟みながらどんどん距離を延ばして走り続けるという方式。ギブアップする選手も出る中で、香川は最後まで涼しい顔で全くバテる様子がなかったという。

 

 都並氏によると、日本代表で豊富なスタミナが代名詞だった井原正巳・柏ヘッドコーチ(44)やFW中山雅史(44=札幌)の記録を中村俊が上回り、香川はさらにそれを更新。当時はまだ18歳で、コーチや関係者を驚がくさせたという。

 

 もちろんそのスタミナは現在も維持。欧米メディアによると、今月頭にマンUで行われた20メートル間を繰り返し走るビープテストでチームメートを圧倒。かつて在籍したデービッド・ベッカム(37=ロサンゼルス・ギャラクシー)以来となる好成績だったという。

 

「いろんな選手を見てきたが、あんなに走れるやつは見たことない。あれだけの走りがあるからテクニックも生きる」(都並氏)。類いまれな武器が香川の躍進を支えている。