イタリア1部リーグ、ACミランの日本代表FW本田圭佑(28)は9日(日本時間10日)、2―1と6試合ぶりに勝利したローマ戦にフル出場し、2アシストを記録した。久しぶりの活躍に、地元メディア「スカイスポーツ」は7・5点、辛口のイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」も7点、「コリエレ・デロ・スポルト」紙は8点と高く評価した。


 ミランのフィリッポ・インザーギ監督(41)も自軍の背番号10を絶賛し「本田は(日本代表として臨んだ1月のアジアカップで)チームと離れて、コンディションを戻すのが難しかった。彼の練習ぶりは手本としなければいけない。ミランは本田のような選手たちで再スタートしないといけない」と来季チームの核に指名した。


 だが、指揮官は今季限りでの退任が確実で来季のチーム編成にかかわらない予定という。今季も残り3試合となり、クラブが目標とする来季の欧州リーグ(EL)出場権を得るリーグ5位の確保は絶望的な状況。本田もようやく復活の兆しを見せたが“焼け石に水”だったようだ。