岡田監督が反日暴徒の標的に!?

2012年09月19日 18時00分

 岡ちゃんが窮地に追い込まれた。前日本代表指揮官の岡田武史監督(56)率いる中国スーパーリーグ杭州緑城は15日の山東魯能戦を延期した。中国国内の反日感情が高まる中で、岡田監督の存在が大きな影響を及ぼしたわけだが、周囲からは様々な危険性も指摘されている。

 

 杭州緑城は15日に公式ホームページ上で「関係部門の要請に応じ、第24節の山東魯能戦を延期することになりました」と発表。中国政府がリーグ側に働きかけたもので、岡田監督の存在が公式戦の開催延期という異例の事態に発展した。

 

 中国では尖閣諸島を日本が国有したことで、反日感情が悪化。中国全土にデモが拡大した。なかでも杭州はデモが活発な地域。実際に、8月27日に北京市内で丹羽宇一郎・駐中国大使(73)を乗せた公用車の国旗が中国人に略奪される事件が発生。ほかにも日系企業の関連施設や日本料理店が相次いで襲撃されており、中国で知名度の高い岡田監督にも、いつ危険が及ぶか分からない。

 

 またクラブ側も試合が開催できないまま、サポーターからの反発やスポンサー企業の圧力を受ければ、16チーム中11位という成績もあって、解任も視野に入る。岡田監督は昨年12月の就任会見時に「(反日感情も)自分としては受け入れるしかない」と不測の事態への覚悟を明かしていた。

 

 岡田監督のマネジメント担当者は本紙の取材に対し「デモなどは起きていますが、本人は大丈夫。(試合延期は)問題が起きないよう、安全のためというか大事を取ったというスタンスです」と話した。ただ今後も反日感情の拡大は必至とあって、波紋は広がりそうだ。