【イタリア・トリノ発】欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦は14日(日本時間15日)に各地で2試合が行われ、ユベントス(イタリア)はホームでモナコ(フランス)に先勝。第2戦は22日(同23日)に行われる。

 イタリアリーグで首位を独走中のユベントスは、この日に備えて、直前のリーグ戦(11日、対パルマ)でエースFWカルロス・テベス(31)ら主力選手を温存。さらに攻守の要となるMFアンドレア・ピルロ(35)も復帰するなど、万全の布陣で大一番に臨んだ。

 試合開始からホームのユベントスが優位に試合を進めるも、堅守を武器に勝ち上がってきたモナコDFを崩せない。一進一退の攻防が続く中、後半12分に、ピルロからのパスを受けたFWアルバロ・モラタ(22)がペナルティーエリア内で倒されてPKをゲット。これをMFアルトゥロ・ビダル(27)が豪快に蹴り込み先制点を挙げた。

 終盤にモナコが反撃に転じるも、イタリア王者はシステム変更で守備固めし、難なく逃げ切った。2002―03年シーズン以来となるCLベスト4進出に向け先勝した。