熱血指揮官がパワー全開だ。


 ハリルホジッチ監督は2日、都内のJFAハウスを訪れて約5時間ものスタッフ会議を行った。初陣で2連勝後も、2日続けてオフィスワークするなど精力的な姿勢を見せているが、なんと3月13日に来日してからいまだに無休だという。


 日本代表スタッフによると、新指揮官は代表合宿が始まる2日前の3月21日に休暇を予定していたが「その日も監督が(JFAハウスに)来ていたのを見かけた職員がいました」という。土曜日のため、ほとんどの協会職員が休暇を取っていたが、人知れず休日返上で代表合宿の準備作業を行っていたのだ。


 この日で21日連続“出勤”。まるでブラック企業とも言われかねないほどの働きぶりで、62歳とは思えないタフネスさには、スタッフも驚きを隠せなかった。もちろん今後は休日もしっかりと消化する予定だ。


 そしてハリルホジッチ監督が要望していた監督室も新年度に合わせて完成。


「これまではミーティング用の長机が置いてあったが監督が個人で使用する机を置いて、応接スペースも作った」と協会関係者は説明した。


 10畳ほどの広さの部屋に執務机や来客用のソファを設置。最新型のテレビなど映像機器も備え、日本人選手のプレーや対戦相手を詳細に分析できる態勢を整えた。


 また監督室はJFAハウスの上層階(10階)の窓際に位置し、眺めや日当たりも良好。激務の合間に気分転換を図れる最高の環境でもある。


 今週末のJリーグも2日連続で視察する予定とフルスロットルの指揮官は、日本サッカー強化のため走り続ける。