今度はサッカー界で新型コロナウイルス対策の〝隔離破り〟だ。

 日本サッカー協会は18日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催されたインターコンチネンタルビーチサッカーカップに出場したビーチサッカー日本代表の6選手が帰国後の隔離期間中に所属チームの練習に参加していたと発表した。

 茂怜羅オズ監督兼選手を始め、上里琢文、河合雄介、田中颯、見山龍之介、山内悠誠が違反を犯した。協会は「非常に遺憾であり、事態を極めて重く受け止めております」としたうえで「関係各所にご迷惑をおかけすることになりましたことを心からお詫び申し上げます」と謝罪した。

 理事会後に会見した須原清貴専務理事は「責任を感じている。事実関係を正確に把握した上で、裁定委員会などの機関にお任せする形になる」と説明。今後の処分は詳細が明らかになった後で決定する見通しだ。

 最近では男子ゴルフの石川遼(CASIO)が同様のケースで1か月の出場停止処分がくだり、大きな波紋を呼んだばかり。サッカー界での隔離違反にも厳しい目が向けられそうだ。