【欧州CL】欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦は18日(日本時間19日)に2試合が行われ、ベスト8が出揃った。バルセロナ(スペイン)はマンチェスター・シティー(イングランド)に1―0、2戦合計3―1で8季連続の準々決勝進出を決めた。

 敵地での第1戦を2―1で勝利し、引き分けでも勝ち上がれるバルセロナは、ホームでもメンバーを落とさないベスト布陣でマンCを迎えた。

 序盤から主導権を握り試合を支配。前半6分にはFWネイマール(23)のシュートがポストを直撃し、同11分にはFWリオネル・メッシ(27)のシュートがGKにはじかれたものの、その後も攻勢を続けた。同31分にはメッシが持ち上がってゴール前にクロス。これをMFイバン・ラキティッチ(27)がループ弾を決めて先制した。

 後半も安定した戦いを見せるなか、追加点を奪えないでいると同33分にはまさかのPK献上。これをGKマルクアンドレ・テアシュテゲ(22)がファインセーブし、そのまま1―0と完封勝利を収めた。バルセロナは公式戦6連勝で8シーズン連続のCL準々決勝進出を果たした。

 エースのメッシはマンCとの一戦を前に、自身のフェイスブックに「チャンピオンズに向けてやる気だ」と書き込むなど、珍しく高い意欲を示した。現在CLの通算ゴール数は75、FWクリスチアーノ・ロナウド(30=レアル・マドリード)の76点に1差に迫っており、今週はオフ返上で練習するなど記録更新を目指していた。

 この日、得点を奪えなかったが、22日にはRマドリードとの「クラシコ」を控えており、直接対決で世界ナンバーワンの実力を示すはずだ。(スペイン・バルセロナ発)