日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)がW杯の隔年開催案について言及した。

 現在W杯は4年に1度のペースで開催されているが、国際サッカー連盟(FIFA)は2年に1回へ頻度を増やす計画を推し進めている。

 そんな中、田嶋会長は5日のオンライン取材で「今、与えられている情報の中では、私たちJFAは賛同できないことをテキストでFIFA、AFC(アジアサッカー連盟)には伝えている」と説明した。

 その上で、賛同できない理由としては「マーケティング、テレビの放映権の問題が全くクリアにされていない。あいまいな分からないことが多い中での意思決定は難しいと、どの組織も言っている。現時点では、という言い方だが、テキストで伝えた」などと語った。

 その一方で「アーセン・ベンゲル氏が提案してきた現場に即した中での課題を解決するということに関しては、すごくポジティブな面も多く見られたのも事実。今後どう展開していくかについては、もちろんわれわれは柔軟に考えていかなければならないと思っている」ともコメント。これからの動きを注視していく構えを示した。