全国高校サッカー選手権予選の青森県大会準決勝が3日に行われ、25連覇を目指す青森山田が弘前中央を相手に22―0と大爆勝して、大きな波紋を呼んでいる。

 県内で圧倒的な強さを誇る青森山田は〝スーパーシード〟として準決勝から登場。エースのMF松木玖生(3年)を温存したうえでスタメンにセカンドチームを起用したが、相手は手も足も出ずひたすらサンドバック状態になった。

 もちろん真剣勝負の場だけに手を抜くことはありえないが、あまりにも実力差があることが物議を醸している。

 ネット上では高校サッカーファンの間から「青森山田に県大会させる意味あるのか」「明らかに青森山田のせいで青森全体のサッカーのレベル落ちてるよな。青森山田行けない子は絶対県外に行った方がいいもんね」などの声が上がり、人材流出など同県内の高校サッカーを巡る今後の状況に警鐘を鳴らす意見なども出た。

 また、松木を筆頭に多くのタレントを揃えて全国大会でも無双するケタ違いの強さから「青森山田ならJ2くらいでも普通に通用しそう」と〝Jリーグレベル〟と指摘する声も。あまりにも強すぎるため、高校サッカー界では異例の注目度の高さとなっている。