日本代表FW本田が所属するイタリアリーグのACミランはフィリッポ・インザーギ監督(41)の解任を先送りした。

 地元メディアが報じたところによれば、オーナーのシルビオ・ベルルスコーニ会長(78)は現在リーグ10位に低迷するクラブを再建するため指揮官の更迭を検討したが、続投を決断。次のフィオレンティナ戦(16日=日本時間17日)の結果を見守ることになった。とはいえ、今後もインザーギ監督には進退のかかった戦いが続くことになる。

 一方、本田は次節で4試合ぶりのスタメン出場が予想されている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「本田は後半戦でまったくゴールを決めていないが、ミランはネガティブな時間は終わったと希望を持っている」と報じ、攻守両面で期待を寄せた。

 本田は昨年10月19日に2得点してからゴールを挙げていないが、指揮官の危機を救うためにも奮闘が求められそうだ。