ネルシーニョ監督が次期日本代表監督の筆頭候補に

2011年12月30日 17時12分

 Jリーグで柏を優勝に導いたネルシーニョ監督(61)が、トヨタ・クラブW杯でもベスト4に進出した実績から次期日本代表監督の筆頭候補に浮上している。一方でネルシーニョ監督の母国ブラジルでも次期監督候補にリストアップされる可能性もあり、中東国や中国クラブも含め、世界中で名将の大争奪戦が始まりかねない。

「柏は外国人を別にすれば突出する選手がいたわけではない。むしろ若い選手をうまく育てながら強化した。それはネルシーニョ監督の手腕。今の日本で彼以上の監督はいない。次(2014年)のW杯はブラジルだし、次の日本代表監督の候補に挙がるのは間違いない」と柏関係者は明かした。


 日本代表は現在アルベルト・ザッケローニ監督(58)が指揮を執るものの「今後はどうなるかわからない。もともと『2年』と言っていたし、来年のユーロ(欧州選手権)後に良いオファーが来れば辞める可能性もある。そうなれば、ネルシーニョ監督が有力になるだろう」(同関係者)。


 ネルシーニョ監督は1995年に日本代表監督の候補となり、協会と交渉に入った。ただ反対派が多数を占めたため協会側は一方的に交渉を打ち切った。
 これに激怒した指揮官は協会幹部を「腐ったみかん」と非難したが、「現在は気にしていない」(同関係者)とわだかまりはない。


「日本代表も若い選手が多いし、育てることに関してはネルシーニョ監督はうまい。それに本田(圭佑=25、CSKAモスクワ)を名古屋で抜てきしたのはネルシーニョ監督。代表の中心となる本田をうまく起用できるし、日本の事情もわかるのだから適任」(同関係者)


 一方でネルシーニョ監督を高く評価するのは日本だけではない。


 すでにクラブ側が「金持ちの中東や中国のクラブから引き抜かれかねない」と危惧するように世界各国が注目している。もちろん母国ブラジルでもネルシーニョ監督の評価は急上昇中だ。


「これまでも何度かブラジル代表監督の候補に挙がったことがある。今回のクラブW杯もいい試合を見せたので、ブラジル代表でも名前が挙げられるチャンスはあるだろう」(日本サッカー協会・公認選手代理人)


 となれば、日本とブラジルで争奪戦が勃発しかねない。ザック監督を含め、2人の名将の動向に注目だ。