スイス国内杯準々決勝が4日(日本時間5日)各地で行われ、FW柿谷曜一朗(25)の所属するバーゼルはアウェーで3部のミュンジンゲンと対戦。6―1の大勝で準決勝(4月8日、同9日)へ進んだ。柿谷はスイス移籍後、初のハットトリックを決める大活躍を見せた。

 昨年7月にバーゼルへ移籍。今年に入ってからはベンチ入りしながら出場機会がなかったが、この日は公式戦10試合ぶりに先発出場。前半24分、細かいドリブルで相手GKをかわすと、右足で無人のゴールにシュートを決めた。

 昨年10月の国内杯3回戦(対ボーレン戦)以来4か月ぶりとなるゴールで勢いづいた柿谷は、前半42分、MFフライとのコンビネーションで抜け出したFWエンブロのパスを左足で決めて2点目。後半14分にもMFアジェティからのパスを流し込んで3点目を挙げ、ハットトリックを達成した。移籍後初の大爆発で先発固定へ向け存在を強烈にアピールした格好だ。