<欧州CL>ドルト敗戦 ザック「香川出せ」連呼

2015年02月25日 16時00分

【イタリア・トリノ発】欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第1戦の2試合が24日(日本時間25日)に行われ、日本代表MF香川真司(25)の所属するドルトムント(ドイツ)はアウェーでユベントス(イタリア)に1―2と敗戦。試合を中継したスカパー!でゲスト解説を務めた前日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏(61)は愛弟子の起用法に不満を訴えた。

 

 1次リーグを1位で突破したドルトムントはこの試合で香川をベンチに温存。代わりにFWヘンリク・ムヒタリャン(26)を起用し、1トップには元イタリアリーグ得点王のFWチロ・インモビレ(25)を置いた。

 

 試合は序盤からドルトムントが主導権を握ったものの、前半13分にカウンターから右サイドを簡単に突破されると、最後はGKのはじいたボールをFWテベスに押し込まれて先制を許した。同18分にはユベントスDFキエリーニが転倒した隙にボールを奪ったMFマルコ・ロイス(25)が持ち込み同点。だが、同43分にはFWモラタにゴールを決められてリードを許した。後半は一進一退の攻防だったが、ドルトムントはいい試合をしながらも失点を重ねるという今シーズンを象徴するかのような展開で、1―2と第1戦を落とした。

 

 一方、同戦のゲスト解説を務めたザッケローニ氏は、試合展開について冷静に解説を行いながらも「オバメヤンに代えて香川真司が入ると面白い」「今のドルトムントなら後方から飛び出していける香川真司の動きが必要だと思う」と試合中は終始、愛弟子の出場を求めていた。

 

 昨年から不振だった香川も復調気配でCL前のリーグ戦では3試合連続スタメン出場し、チームの3連勝に貢献。この試合もトップ下で先発が予想されていたが、ベンチスタート。ザッケローニ氏の“助言”もユルゲン・クロップ監督(47)には届かなかったようで最後まで出番はなかった。

 

 ザッケローニ氏は試合後も「真司を見てみたかった。ひいき目ではなくても、ムヒタリャンはそこまでいい仕事をしていなかったし、そこまでいいプレーもしていなかった。なので疑問が残る」と話し、クロップ采配への不満を口にした。

 

 ただ敗れたドルトムントは貴重なアウェーゴールを奪ったことで、ホームでの第2戦(3月18日=同19日)に向けベスト8進出の可能性を高めた。恩師の言葉に報いるためにも、出番のなかった香川にはさらなる奮起を期待したいところだ。