反町監督がアギーレ後任にドイツ指導者推し

2015年02月21日 08時15分

反町監督(右)はライバルの名古屋・西野朗監督と笑顔で握手

 2008年北京五輪代表監督を務め国際派で知られるJ1松本山雅の反町康治監督(50)が19日、八百長疑惑で日本代表監督を解任されたハビエル・アギーレ氏(56)の後任問題について緊急提言。昨年のブラジルW杯を制したドイツの指導者がほとんど候補に挙がっていない現状に“異議”を唱えた。日本屈指の知将が薦めるドイツの指揮官とは――。

 

 反町監督はこの日、都内で行われた「2015 Jリーグプレスカンファレンス」に参加。就任3年で松本をJ1に導いた手腕に注目が集まっており、入れ代わり立ち代わり訪れる報道陣の取材を受けた。

 

 そんななか、本紙がアギーレ氏に代わる日本代表監督について直撃すると「俺は、ドイツ人にやってもらうのがいいと思う。ドイツ人は向学心がある。日本のサッカーを強くするにはいいんじゃないか」と発言した。

 

 日本サッカー協会はドイツ人指導者を有力候補にリストアップしていないとみられるが、反町監督によると、ドイツには比較的勤勉で論理的な思考を持つ指導者が多い。実際、ドイツリーグでは多くの日本人選手が活躍しており、日本人のフィジカルや気質に合わせた強化ができるという。

 

 なかでも、オススメは現在カメルーン代表監督を務めるフォルカー・フィンケ氏(66)だ。「日本のことも知っているだろうし、フィンケがいいと思う」。ドイツリーグでの経験はもちろん09、10年と浦和を指揮。若手を積極的に起用し、成長させた手腕は高く評価されている。

 

 日本代表MF香川真司(25)が所属するドルトムントのユルゲン・クロップ監督(47)も適任だという。ドルトムントは現在1部残留争い渦中だが「2部に降格すれば…。シーズンが終わればやめることになるから、いいんじゃないの」と“先物買い”を勧めた。

 

 さらに「俺が敬愛する監督」というのがトーマス・トゥヘル氏(41)だ。昨年5月に退任するまで日本代表FW岡崎慎司(28)が所属するマインツの監督を5季務めた名将。次期ドイツ代表監督への就任もささやかれているが、交渉の余地はゼロではないだろう。

 

 自らも代表監督候補に名前が挙がった反町監督ならではの見解。世界と戦った経験を持つ数少ない日本人指導者だけに、協会側も耳を傾ける価値は大いにありそうだ。