サッキ氏 イタリアサッカー界に苦言「ユースチームに黒人選手が多すぎる」

2015年02月17日 14時53分

イタリアサッカー界に苦言を呈したアリゴ・サッキ氏

 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」電子版が16日、ACミランやイタリア代表で監督を務めたアリゴ・サッキ氏(68)が、イタリアのユース世代について「黒人選手が多すぎる」と苦言を呈したと報じた。
 
 イタリアのモンテカティーニ・テルメで行われた、ある式典に参加したサッキ氏はイタリアサッカー界について「現在、イタリアは尊厳とプライドを失っている。ユースチームでプレーしている外国人と黒人があまりに多すぎるからだ」と人種差別とも取られかねないコメントをしたという。
 
 しかしサッキ氏はすぐさま「私は人種差別主義者ではない」と強調し、「それはライカールト(スリナム系オランダ人)を起用していたことなど、私の指導者としてのキャリアから明らかだ」と、ミラン監督時代に外国人や黒人選手を獲得、起用してきたことを引き合いに出して説明した。
 
 イタリア代表のユース世代でディレクターも務めたサッキ氏は、同国の若手育成について「ビアレッジョ杯(イタリアの国際ユース大会)では多くの黒人選手がプレーしていた。(現在のサッカーでは)ビジネスが全てなんだよ」と憂慮。獲得が安価で済む外国人選手が、ユース世代にも大量に流れ込んでいることに警鐘を鳴らした。
 
 サッキ氏が言及した「ビアレッジョ杯」は16日にインテル対ベローナのカードで決勝戦が行われ、インテルが2―1で勝利した。もともと多国籍軍で有名なインテルのその日のスタメンには、5人の外国籍の選手が含まれていた。