日本サッカー協会は13日、アルガルベカップ(3月4日~、ポルトガル)に出場する女子日本代表(なでしこジャパン)のメンバー22人を発表した。FW岩渕真奈(21=バイエルン・ミュンヘン)はケガのために外れたが、昨年11月のカナダ遠征と同じメンバーで、MF宮間あや(30=岡山湯郷)、FW大儀見優季(27=ボルフスブルク)らが順当に選出された。

 一方、MF澤穂希(36=INAC神戸)は今回も落選した。

 佐々木則夫監督(56)は理由を聞かれたが「他にも外れている選手はいるので、一選手のことだけを話すのはフェアではない。この場では(コメントを)控えさせていただく」とだけ話した。

 背番号10は今回も欠番となるが、それについても「最後の最後で10番をつけるのは誰か、ということになる」と選考外ではないことに含みを残した。

 今回対戦するデンマーク、ポルトガル、フランスについての情報はすでに手にしている。

 佐々木監督は「デンマークは今度のW杯初戦で戦うスイスに似ている。ポルトガルの個人のポテンシャルが高い。そしてフランスは最近、ドイツやブラジルなど強豪国を総なめにしているほどレベルが上がっている」とし「この大会で優勝したことがないので、優勝するつもりでいく」と宣言した。