J1川崎の元&現日本代表勢が4日、アギーレ監督の解任について持論を語った。

 元日本代表MF中村憲剛(34)は「(小林)悠からいい監督だと聞いていたし、この半年間がもったいない。また一からやり直しになる。今後、こういうことが繰り返されないようにしないといけない。日本のサッカーファン、選手としてそう思う」と、日本代表の強化が“後退”してしまったことを嘆いた。

 3月には新監督が就任する予定で、国際親善試合のチュニジア戦(3月27日、大分)とウズベキスタン戦(同31日、東京)に準備不足で臨む可能性もある。中村は「日本代表に選ばれたら、そういう中でもしっかりやらないといけない。それを言い訳にしてはいけない」とキッパリ。もちろんアジアカップの準々決勝敗退の理由も、指揮官の八百長問題に求めるのはご法度だという。

 同FW大久保嘉人(32)は「今までは日本ではこういうのもなかったから、いい経験になったんじゃないですか。海外だったら、こういうこともあるし、俺の時もあった」とコメント。2005~06年に在籍したマジョルカ時代に監督だったエクトル・クーペル氏が八百長を認めたこともあり、今回の解任劇を冷静に受け止めた。

 また、アジアカップ帰りの日本代表FW小林悠(27)は「僕を呼んでくれた監督ですし、残念かなと思います。サブ組の練習にも気にかけてくれていたし、僕は好きな監督でした」と話した。