ヤングなでしこは“無敵”おてんば集団

2012年09月04日 14時30分

 U―20女子W杯で準決勝ドイツ戦(4日、国立)を戦う日本イレブンはおてんば娘たちだった!? ヤングなでしこはベスト4進出の快進撃で注目度もアップ中。ただ、吉田弘監督(54)によれば、宿舎での様子は「私の目につくのは『ふざけるな』とか『いい加減にしろ』というところばかり」だというのだ。

 指揮官がもっとも困惑したのは、監督に対する接し方だ。「吉田監督は接しやすい人ですが、ある選手から『ひーくん』と言われていて、ビックリでした。今でもたまにその呼び名は聞くので、変わってないです」と、主将のMF藤田のぞみ(20=浦和)も一部選手に驚いたほど。

 なでしこジャパンの佐々木則夫監督(54)も選手からは「ノリさん」と呼ばれるが、これは親しみと尊敬の両面が含まれる。ただ「ひーくん」は度が過ぎた。吉田監督は「そういうのを分からせてやるのも我々の仕事」とし、さすがにお小言を与えたとか。

 またヤングなでしこは食事の際も自由奔放。全員が集まる食事会場では「まるで修学旅行」(関係者)のように大ハシャギ。あちらこちらに食べ散らかしたうえ、配膳や片付けを無視し、いつまでも“ガールズトーク”に夢中。全く手が付けられないという。

 さらには試合に向けた選手ミーティングが終わると、すぐにゴールパフォーマンス会議に移る。吉田監督は「オフ・ザ・ピッチでも積極的にプレーしろ」と言ってしまっただけに、おてんば娘たちを叱ることもできず「裏目に出たかな」と頭をかいている。

 こうした和気あいあいとした雰囲気が快進撃の一因になっていることは間違いないが、吉田監督の忍耐力がどこまで続くのか。世界制覇へのポイントになるはずだ。