【イタリア・ミラノ27日(日本時間28日)発】イタリア杯準々決勝が行われ、日本代表FW本田圭佑(28)が所属するACミランはホームでラツィオに0―1で敗れ、敗退が決まった。本田は後半から出場してゴールを狙ったが無得点に終わり、チームの苦境を救うことができなかった。

 日本代表のアジアカップ敗退からわずか4日後。心身の疲労をいっさい口にせず、本田はロッソネロ(赤黒)のユニホームを身にまとって「サンシーロ」のピッチに立った。前半はベンチで戦況を見守った本田に声がかかったのは1点ビハインドの後半6分。同12分には右足でシュートを放ち、自身が不在の間に1分け3敗と低迷したチームを鼓舞した。

 だが、決定機はなかなか作れず、後半アディショナルタイムにFWチェルチがゴールネットを揺らしたシュートはオフサイドの判定。その直後に本田もシュートを放ったが、枠をとらえられずにタイムアップ。結局、前半38分に与えたPKによる1点が重くのしかかり、大会から姿を消すことになった。