アギーレジャパン解体は不可避「指揮権剥奪」求める声も

2015年01月25日 11時00分

【オーストラリア・シドニー23日発】赤っ恥V逸のアギーレジャパンは解体へ――。サッカーのアジアカップ準々決勝で日本はUAEと延長戦でも決着がつかず、1―1からのPK戦で4―5で敗れ、連覇を逃した。4強すら逃す惨敗で八百長疑惑の渦中にいるハビエル・アギーレ監督(56)の去就に注目が集まっているが、日本サッカー協会の大仁邦弥会長(70)は続投を明言。それでも関係者の間では疑惑の指揮官から「指揮権剥奪」を求める声が出ており、日本サッカー界を襲った激震は収まりそうにない。

 

 

 エースFW本田圭佑(28=ACミラン)がPK戦の1人目で大きく外し、サドンデスになった6人目でMF香川真司(25=ドルトムント)のシュートは左ポスト直撃。DF長友佑都(28=インテル)は故障で動けず、頼みのGK川島永嗣(31=スタンダール)はPKを1本も止められなかった。これまでチームを支えてきた面々が揃って精彩を欠き、日本代表はあっけなくオーストラリアの地を去ることになった。


 主将のMF長谷部誠(31=Eフランクフルト)は「これだけの好機をつくり、それを決められなければこういう結果になる。PK戦までに試合を決められなかった自分たちの責任」とし、チームの実力不足を敗因に挙げた。途中交代でベンチに退いたFW岡崎慎司(28=マインツ)も「W杯で突き落とされ、アジアカップでも突き落とされた。アジアでも勝てないのかという気になってしまう」と失望を隠せなかった。


 いずれにしても、日本代表のアジアカップは終了。今後、日本サッカー界の注目は、八百長疑惑の渦中にいるアギーレ監督の去就問題に移る。疑惑と惨敗のWパンチで解任は必至と見られたが、日本協会の大仁会長は試合後、なんと続投を明言。準々決勝敗退という屈辱の結果にも「技術委員会が分析する。十分やってくれた。いいチームだった」と称賛ともとれるコメントを残した。


 協会の方針として、スペインメディアが報じた告発受理の確認が取れるまでは、今回の件で説明機会の場も設けるつもりはない。「推定無罪」を強調するアギーレ監督の主張を覆して解任に踏み切れば、数億円にも及ぶ違約金の支払いも避けられない。それだけに、現時点では続投と言うしかないわけだ。それ以外にも、やむにやまれぬ事情がある。