本田“ミラン哲学”でアジア杯MVP&得点王狙う

2015年01月17日 16時00分

【オーストラリア・ブリスベン16日発】エースFW本田圭佑(28=ACミラン)がMVP&得点王を狙う。アジアカップ1次リーグD組第2戦のイラク戦では、決勝PKを決めて1―0の勝利に貢献。12日のパレスチナ戦後には“禁断”の審判批判を展開して物議を醸したが、大会連覇へ向けて調子は上向き。名門クラブで学んだ“王者の戦い”を胸に2冠取りを誓っている。

 

 前半23分、本田は自ら得たPKを冷静に決め、待望の先制点を日本にもたらした。この一発で勢いに乗った日本は主導権を握り、何度も絶好機をつくり出した。

 

 ただ、チームの決定力不足は変わらない。本田も前半17分にDF長友佑都(28=インテル)の左クロスにヘッドで合わせてポストを直撃。後半の立ち上がりには右足でミドルシュートを狙うと、バーを叩いた。さらに後半20分にはMF清武弘嗣(25=ハノーバー)からの左クロスに右足で合わせたが、再びポストに嫌われた。

 

 3度の得点機を潰したものの、試合後のエースは前向きだ。「ああいうビッグチャンスをあと3~4回つくれれば。7~8回あれば(シュートを)外さない。得点を量産する選手はそういう考え方なのかなと思う」と独特な言い回しで、ゴールへの貪欲さを示した。

 

 こうした姿勢はミランで過ごす日々で培われたという。本田によれば「ミランは現状チャンピオンではないけど、フィロソフィー(哲学)はチャンピオンチーム。求められているものは非常に高いし、日々学んでいる。負けは許されない環境で常に試合をしている。それは入った人間にしか分からない」。

 

 世界屈指のビッグクラブで10番を背負うことで心身両面で成長を続け、自分自身に求めるハードルも高くなった。前回の2011年カタール大会ではMVPに選出されたが、今回はそれだけでは満足しない。「前回と同じではダメ。内容も結果も求めて優勝できれば。得点にもこだわっていく」と話し、MVPに加え得点王の2冠を狙っているのだ。

 

 まずは決勝トーナメント進出がかかる1次リーグ最終ヨルダン戦(20日、メルボルン)。次戦こそ大爆発を誓う。最近はビッグマウスがめっきり減ったが、エースの有言実行に期待したいところだ。