アギーレ重圧倍増 AFCが八百長撲滅キャンペーン開始

2015年01月16日 11時00分

【オーストラリア・ブリスベン15日発】八百長疑惑が浮上し、スペイン・バレンシア裁判所に告発が受理された日本代表ハビエル・アギーレ監督(56)について、日本サッカー協会の大仁邦弥会長(70)はアジアカップ終了後にも去就を判断する方針を明かした。アジアサッカー連盟(AFC)もこれに呼応するかのように、八百長撲滅キャンペーンをスタート。16日に1次リーグD組第2戦のイラク戦に臨む指揮官への重圧は大きくなるばかりだ。

 

 

 イラク戦に向けた会見には、約100人もの報道陣が集結。“時の人”アギーレ監督が姿を現すと、多くのカメラフラッシュがたかれたため、大会主催者側がメディアをいさめる一幕もあった。


 指揮官は試合について「激しい戦いが待っている。勝者がこのグループを突破するだろう」と意気込みを語った一方、スペイン検察当局の告発が受理されたとの報道についての質問には顔を紅潮させ、ぶぜんとした表情で「サッカーの話しかしない」と回答を拒否した。


 百戦錬磨の指揮官もナーバスになっていたようだが、その数時間前、大仁会長は監督の処遇について大会後にも「説明させていただく」と話し、解任の可能性を示唆。ある代理人は「監督にとってはプレッシャーだろうな。誰だって首になる可能性があればストレスを感じるものだよ」と分析した。


 くしくも、アジアカップを主催するAFCは15日、公式サイトで開催国とタッグを組んだ八百長撲滅のキャンペーンを告知した。これも14日に報じられたアギーレ監督の報道を意識したのは明らか。日本代表にも各方面からの“外圧”が強まることは必至だ。


 それでも、キャプテンのMF長谷部誠(30=Eフランクフルト)は指揮官の告発受理について「特に変化はない。代表として、プロとして国を背負ってやっている。大会に集中するだけ」と無関係を強調。チームへの影響については「経験のある選手がどっしりと構えていれば問題ない」と言い切った。


 日本協会の霜田正浩技術委員長(47)もイレブンとスタッフに「現場は大会に集中しよう」と呼びかけた。周囲の雑音を吹き飛ばすには、残る試合を完勝し、2連覇を果たすしかないようだ。