<アジアカップ>岡崎がエゴイスト宣言「ここに出せ!」厳しく要求も

2015年01月15日 16時00分

【オーストラリア・ブリスベン14日発】アジアカップを戦う日本代表のFW岡崎慎司(28=マインツ)が大会連覇へ“変身”を実行している。1次リーグ2戦目イラク戦(16日)に向けアギーレジャパンは調整を続けているが、ドイツで活躍するストライカーはゴール奪取のため「エゴイストになる」と宣言。チームメートも岡崎に大会得点王を取らせようと、全面支援を約束した。

 

 連覇に向け岡崎が悲壮な決意を語った。「どれだけ自分を出し切れるか。プレッシャーもあるけど、今の状況で結果を出せなかったら自分の責任。試合に使ってもらっているので、FWとして点を取れなかったら悔いが残る。短期決戦では決めるところで、しっかりと仕事することが大事。より多くのゴールを取りたい」

 

 昨年6月のブラジルW杯では1分け2敗で惨敗し「完全な消化不良。悔しさしかない」と振り返ったが、まずはアジアの舞台でリベンジする。そのためにはゴール奪取に専念する。「FWとして中央で勝負するには『ここに出せ!』と、パスを呼び込んでいくのも必要になってくる。ドイツでも同じだけど、いい意味でエゴイストになるっていうのか、点を取るためには要求し続けないと…と思うんで」(岡崎)

 

 今季ドイツリーグで8ゴールを挙げ得点ランキング4位。周囲の指示には耳を貸さずに、強引にシュートを打つなどわがままになったおかげという。「守備とか『何でもできるね』とか言われるけど、結果でしか評価されない。ゴールできなければ若い選手も出てきているし、すぐに使われなくなるだけ」と、代表でも同様のスタイルを貫き通す。

 

 そんな岡崎の姿勢にはFW本田圭佑(28=ACミラン)も「『パスを出せ』と言っても出さないエゴイスト的な部分が磨かれている」と評価。左FWで起用されている乾貴士(26=Eフランクフルト)も「岡ちゃんとはコンビネーションの形を増やしていかないといけないし、それは圭佑くんとも話はしている」。岡崎とともに3トップを形成するFW陣はサポートを約束する。

 

 チームメートの支援があれば、2007年大会の高原直泰(35)以来となる得点王のタイトルも十分に狙える。それでも、岡崎は「そこは考えていない。堅実な試合をやりたい。オーストラリアが4点ならオレらは5点、6点とならずに気を使いながらやる」と慎重な姿勢。

 

 あくまで勝利を最優先にしながら、ゴールへのエゴをむき出しにする。