<アジア杯>サブ選手の活用法が代表最大の懸念

2015年01月15日 11時00分

清武弘嗣

【前園真聖ゾノの焦点!】アギーレジャパンはパレスチナとのアジアカップ初戦を4―0で勝利し、好発進しました。3点を奪った前半は果敢に攻め込みましたが、後半は流れの中で決定的なチャンスを作り出せず、物足りない内容でした。今後は攻撃の形に変化をつけたり、スピードに緩急をつけるなど工夫が必要でしょう。

 

 課題の残る試合でしたが、最大の懸念はベンチに置いたサブ選手の活用法です。アギーレ監督はMF清武弘嗣(25=ハノーバー)、FW武藤嘉紀(22=FC東京)、FW豊田陽平(29=鳥栖)を途中から起用。本来なら選手交代でチームのギアが上がらないといけないのですが、何も変化が起きませんでした。

 

 途中出場の選手が試合にうまく入れなかったこともありますが、チームとしてもフレッシュな選手を生かせなかったのは問題でしょう。例えば185センチの長身FWの豊田が入っても、ロングボールで合わせようとする場面はほぼありませんでした。これでは追加点が取れないのも当然です。

 

 アジアカップのような大会を勝ち抜くには、ベンチを含めた23人全員の力が必要です。しかし、パレスチナ戦を見る限りでは、サブメンバーの投入後、チームとしてのコンセプトや意思統一が感じられませんでした。

 

 今大会では、アギーレ監督の八百長疑惑も取りざたされています。周囲を黙らせるには、連覇するしかありません。16日のイラク戦に向けて、チームとしての戦い方を再確認してほしいです。(元日本代表MF)