本田サッカースクールが目指す「世界300拠点計画」

2015年01月15日 11時00分

本田は次世代の日本代表エースを育てられるか

 日本代表イレブンが次世代の“日の丸戦士”育成に乗り出した。2連覇を目指して、アジアカップ(オーストラリア)に臨む一方、エースFW本田圭佑(28=ACミラン)は自らの哲学を伝えるため、大阪を中心にサッカースクールを開校。今後は世界300か所に拠点を築く計画で「本田2世」の発掘を目指している。

 

 

 本田はサッカーの普及をライフワークにしており、幼少期や小学生年代の子供たちを指導する「ソルティーロファミリアサッカースクール」を2012年5月に開校した。自らのアイデアを盛り込んだ練習メニューで「第2の本田」の発掘、育成に乗り出した。


 シーズンオフにはグラウンドまで出向いて直接指導することもあり、同スクールの評判はうなぎ上り。すでに30校以上を展開している。現役選手のサッカースクールとしては異例の規模だが、本田の意欲はまだまだとどまるところを知らないようだ。本田の関係者は「圭佑は200~300校くらいまで増やしたいと話している。イタリアでも考えているし欧州はもちろん、アジアでもやっていくつもりのようだ」。


 現在は生まれ故郷の大阪を中心とした関西や関東など都市部に限られているが、今後は全国各地に展開してサッカーが根付いていない地域でも質の高い指導を提供することを目標に掲げている。


 また、すでにオランダやドイツ、中国などでサッカー教室を開催しているが、今後は現在プレーするイタリアでも、スクール開校を検討。昨年末には帰国する前にタイのバンコクまで足を運んで子供たちに指導を行い「目標、夢を持つ大切さを子供たちに伝え続けていきたい。それは自分のプレー以外でも、自分自身の使命かなと思う」と訴えたように、熱意が本田を突き動かしている。


 国際的なサッカースクールといえば世界30か国以上に展開する「クーバー・コーチング」が有名で日本にも120校以上あるが、本田はそれをしのぐスクールを築き上げようと壮大なプランを描いているわけだ。同関係者は「自分のスクールで育って超一流になって、W杯で優勝するような選手が出てきてほしいとも言っているね」。


 世界中の子供たちに“ホンダ・メソッド”を注入し、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(29=レアル・マドリード)やアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(27=バルセロナ)といった「FIFAバロンドール」を受賞するスーパースターを発掘、育成するという夢を抱いているという。


 今後も本田が活躍すれば、その名は世界各地に知れ渡っていき、結果的にスクールに入りたいと希望する子供たちも増えていく。それは本人にとっても大きなモチベーションになることは間違いない。“本田チルドレン”が世界のサッカーシーンを席巻する日が、いつの日かやって来るかもしれない。