<アジアカップ>重鎮MF遠藤のアギーレ評「メリハリうまく作る監督」

2015年01月09日 17時28分

【オーストラリア・セスノック8日発】アジアカップ4大会連続出場となる重鎮MF遠藤保仁(34=G大阪)が本紙に決戦直前の心境を激白した。

 ――アギーレ体制で当初は招集されなかった

 遠藤:日本代表戦をいちファンとして見て、ファンやサポーターは強いチーム、勝つチームを見たいんだと改めて感じた。僕自身は「また代表に入りたい」と強く考えていました。

 ――チームが苦境に立つ11月に代表へ復帰した

 遠藤:代表っていいものだなって、改めて思いましたね。離れてみて気づいたこともあります。やっぱり『見ていても楽しいサッカーを』というふうには思いますし、自分が入って、うまく表現できればいい。このチームで、この大会で自分の経験をしっかりと生かしていきたいですね。

 ――W杯からわずか半年でアジアカップだ

 遠藤:監督が代われば、まったく別なチームになります。しかも時間のないなかで迎える。その難しさはあります。だからこそ、勝ち上がり、試合数が増えれば、チームの土台作りも進みます。優勝すれば自信も深まるし、監督の仕事もやりやすくなる。優勝することが一番。今はそれしかありません。

 ――新監督の大会へ向けた準備は

 遠藤:メリハリをうまく作る監督だと思います。フィジカルトレーニングはリラックスできるメニューも多く楽しくやれました。でもゲームや戦術練習になれば、集中してコンパクトにやる。そういう空気作りのうまい監督ですね。

 ――選手間のコミュニケーションも活発だ

 遠藤:チームが良い方向へ向かうようにコミュニケーションは深まっています。前回のアジアカップやW杯を経験した選手が多いのは強み。アジアカップは簡単に勝てないことを知っている選手が多いのはプラスになります。

 ――アジアカップ特有の厳しさとは

 遠藤:いろいろあります。大切なのは、どういう状況であれ、良い対応をしていくこと。大会が始まると連戦になります。同じ方向を向いて戦わないと難しい。試合で出た課題を、次の試合までに修正しながら、チームを成長させていきたい。

 ――W杯の経験から、勝負への執着心が増した選手も多いのでは

 遠藤:みんな悔しい思いをしたし、どんな試合でも勝ちたい思いは増している。代表に選ばれる選手は限られている。だからこそ、選手は持っているものをすべて出し切らないとチームにはなっていかない。簡単じゃないけれど、結果も内容もいいものにしながら勝つ代表を作っていきたい。

 ――再び日の丸をつけての挑戦が始まる

 遠藤:代表への“思い”は、さらに強くなりました。常に代表へ入っていたいという気持ちも大きくなった。その目標に向かってひとつずつ課題をクリアしていければいいなと思っています。