メッシ内紛封印弾 バルサ国王杯5-0の大勝

2015年01月09日 11時00分

【スペイン・バルセロナ8日(日本時間9日)発】スペイン国王杯5回戦第1試合、エースのリオネル・メッシ(27)とルイス・エンリケ監督(44)との確執が表面化したバルセロナは5―0で1部リーグ最下位のエルチェに大勝した。注目のメッシはスタメンでフル出場し、前半にはPKでのゴールも決めた。第2試合は18日(日本時間19日)に行われる。


 前半終了間際、ネイマール(22)が得たPKのキッカーとなったメッシは、GKの逆をついて右隅にボールを叩き込む。これで3―0。ピッチ外での雑音を振り払うかのようなゴールだった。


 4日のレアル・ソシエダード戦。ベンチスタートに腹を立てたメッシは指揮官と口論すると、5日の練習を欠席。クラブ側は「胃腸炎」と発表したが、現地では「監督との確執が原因」と報道された。


 さらに「“仮病”を疑った指揮官が、メッシに対し処分を検討」「チェルシーが獲得に本腰を入れ、メッシの父ホルヘ氏と接触した」との情報も飛び交い、騒動は過熱する一方だった。


 バルセロナのジョゼップ・バルトメウ会長は7日、この移籍報道を「メッシには契約があり、彼はここでハッピーでタイトルを獲得したいと望んでいる。彼はベストプレーヤー。サッカー界の人間なら、バルサがメッシを売りたくないことは誰もが知っている」と一蹴。事態の収束を図った。


 そんな状況で迎えた試合は立ち上がり、リーグ戦17試合で2勝しかしていないエルチェを攻めあぐねていたが、前半34分にネイマールのゴールで均衡を破ると、一気に猛攻を見せた。続く39分にはスアレス(27)がDFを振り払って追加点。さらにメッシのPKで3点リードで前半を折り返す。


 メッシは後半10分にもスルーパスでアルバ(25)のゴールをアシスト。さらに33分には、ネイマールがDF2人を振り切って、この日2点目を決めて5―0。格下チームに引導を渡した。


 これでひとまず雑音は封印した形だが、11日(日本時間12日)にはリーグ戦の勝ち点「38」で並ぶ3位のアトレチコ・マドリード戦が控える。前日の国王杯でレアルを2―0で下し、勢いに乗るアトレチコ相手に、どんな戦いを見せるか。バルサの真価が問われる。