パリ五輪でエース候補と期待される青森山田高のMF松木玖生(くりゅう、3年)がインターハイ(全国高校総体)で大爆発だ。

 福井で開催中のインターハイは19日に準々決勝が行われ、優勝候補の青森山田(青森)が東山(京都)を相手に5―2と圧勝して5年ぶりの4強進出を果たした。

 4強入りの立役者は怪物ストライカーだ。前半14分、主将で10番を背負う松木が冷静にPKを決めて先制。エースのゴールをきっかけにチームは効果的に得点を重ね、関西の雄・東山をねじ伏せた。

 これで今大会3試合連続ゴールとなり、まさにチームをけん引する大活躍を見せている松木。フランス1部の名門リヨンでの練習参加を経験するなど欧州クラブからも注目を集める超逸材で、すでに各世代の日本代表としても活躍。2024年パリ五輪では、MF久保建英(20=マジョルカ)やMF中井卓大(17=レアル・マドリードU―19)とともにエースとして大きな注目が集まっている。

 21日の準決勝では、19年度の全国選手権決勝で敗れた静岡学園(静岡)との対戦が決定。難敵相手にゴールが生まれるか期待が高まる。