練習30分だけの時も・・・流浪生活乗り越えた日大藤沢

2015年01月06日 16時00分

 全国高校サッカー選手権は5日、各地で準々決勝が行われ、日大藤沢(神奈川)が静岡学園(静岡)を2―1で下し、過去最高成績の4強入り。強豪ひしめく県予選を突破した勢いそのままに快進撃を続けるが、一昨年から1年弱にわたって学校のグラウンドで練習できなかった中での準決勝進出だ。

 

 佐藤輝勝監督(36)が「ジプシーが続いた時もあった」と振り返るように、2013年12月に現在のグラウンドが完成するまでは、ずっと学校周辺のグラウンドを使用。授業の終了は午後4時に対し、借りたグラウンドの使用時間が午後5時までのため、移動を含めると30分しか練習できないこともあったという。

 

 また、今大会は事前に予防接種したにもかかわらず、型違いのウイルスにより大会直前からチーム内にインフルエンザが大流行。主力に欠場が相次ぎ、この日、決勝点を奪ったFW今井裕太(3年)も前日(4日)の練習からチームに合流したばかりだった。

 

 予想外のアクシデントにも、佐藤監督は「苦しみが栄養になっている」とチームの成長に目を細めた。準決勝(10日、埼玉)までに全メンバーが揃えば、初のファイナル進出も見えてきそうだ。