南野ザルツブルク移籍の裏に柿谷の存在

2015年01月06日 11時00分

南野拓実

 今季J2に降格するC大阪は6日、FW南野拓実(19)が、オーストリア1部リーグのザルツブルクに移籍することを発表した。かつて元日本代表DF宮本恒靖氏(37)が所属した名門で、南野は6日にも渡欧する。


 かねて「自分の最大の目標は海外でプレーすること」と公言する南野の意向を尊重し、C大阪もザルツブルクへの移籍を認めた。20歳を目前にして海外挑戦を決意した裏には、昨年7月までC大阪に所属していたFW柿谷曜一朗(25=バーゼル)の存在があった。


 2人をよく知るJクラブ関係者は「拓実は曜一朗のことをリスペクトしていて、曜一朗も拓実のことを弟のようにかわいがっている。『できるだけ早く海外に行ったほうがいい。お前ならやれるから』と何度も言っていたよ」と明かした。


 柿谷は自分と同じC大阪U―18(ユース)出身の南野を「あいつはオレなんかより全然すごい」と実力を認め、常に気にかけてきた。プレーに関する話はもちろん、トレーニングやプライベートでの体調管理など、さまざまなアドバイスを送り、スイスに渡ってからも連絡を取り合う間柄だ。


 そうした中で、海外でプレーすることの重要性も南野に力説。自らはステップアップのために、あえて欧州主要リーグではないスイスの地を選んだが、南野のマイナーなオーストリア行きも柿谷の助言が影響しているのは間違いない。


 リオ五輪出場を目指すU―22日本代表のエース候補は、海外でさらに飛躍するはずだ。