本田、香川、川島大丈夫か アジア杯に大不安

2015年01月05日 11時00分

【オーストラリア・セスノック4日発】アジアカップ(9日開幕)に臨む日本代表は練習試合でトヨタ・クラブW杯3位のオークランド(ニュージーランド)と対戦し、2―0と勝利した。だが、決定力を欠くふがいない試合展開に大きな不安が広がった。所属クラブで不振の続くエースFW本田圭佑(28=ACミラン)らの状態も問題視されており、2連覇に向けて暗雲が漂っている。

 


 世界3位を相手にベストメンバーで臨んだ日本は前半33分にMF遠藤保仁(34=G大阪)のミドル弾で先制し、後半45分にFW岡崎慎司(28=マインツ)が決めて勝利した。だが、内容はイマイチ。実力差のある相手に好機を作りながら決めきれず、逆にカウンターを仕掛けられてヒヤリとする場面も見られた。


 DF長友佑都(28=インテル)が「攻撃のアイデアは出したが、精度の問題。最後のところが足りなかった」と首をひねれば、MF香川真司(25=ドルトムント)も「1―0、2―0じゃ物足りない。(決定機を外したことに)決めたかったけど、力が入ってしまった」と厳しい表情を浮かべた。


 本番に向け課題の残る試合となったが、アギーレジャパンにはさらなる不安要素が指摘されている。それが、エース本田を始めとするクラブでの“不振組”だ。


 本田はリーグ戦開幕直後こそゴールを量産したが、徐々に調子が下降。10月19日のベローナ戦後は9試合連続ノーゴールで、11月以降、フル出場はたった1試合しかない。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が12月7日のジェノア戦後に「ミランに来てから最悪の試合」と酷評したが、その後も試合を重ねるごとに評価を下げている。


 この現状についてJクラブの強化担当者は「最近はゴールも取れなくなっているし…。途中交代が多いのは、監督に信頼されていない証拠」と話したように、スランプから抜け出せない状況で、エースとして代表をけん引できる保証はない。実際、この日は右FWで出場もパスミスを連発するなど精彩を欠いた。


 本田だけではない。10番を背負う香川も本来のパフォーマンスを発揮できず、12月に入ってリーグ戦3試合連続出番なし。守護神のGK川島永嗣(31=スタンダール)も10月5日のクラブブリュージュ戦からリーグ戦の出場機会がなく「やはり試合に出ていないと試合勘にも影響するので(好プレーは)厳しいだろう」(同強化担当)。


 ハビエル・アギーレ監督(56)は目標を大会2連覇に設定したが、3人の主軸が復調しない状態で勝ち抜けるのか。日本代表は大きな不安を抱えたまま本番に臨む。