香川 不振脱出へ遠藤に“弟子入り”

2015年01月04日 16時00分

【オーストラリア・セスノック3日発】不振が続くサムライブルーの10番がベテランMFに救いを求めた。2連覇をかけてアジアカップ(9日開幕)に臨む日本代表がオーストラリア入りし、早速練習を開始。MF香川真司(25=ドルトムント)は復調へ向け、JリーグMVPのMF遠藤保仁(34=G大阪)に弟子入りを“志願”した。

 

 香川は昨年8月に名門マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)から古巣ドルトムント(ドイツ)に復帰したが、精彩を欠いている。「(ブラジル)W杯でも、マンUでも、ドルトムントでもあまりいいことはなかったけど、この経験を生かしていく」と今大会で浮上のきっかけをつかむ決意だ。

 

 日々の練習はもちろん、日の丸を背負う過酷な試合を戦いながら、本来のパフォーマンスを取り戻していく考え。一方で「ヤットさん(遠藤)はボールの回し方がうまいし、改めてすごさを感じる。やっぱりいろいろ聞いてみたいこともある」と高い関心を示している。

 

 遠藤は2006年ドイツ大会から3大会連続でW杯メンバーに選ばれた。日本歴代最多の国際Aマッチ148試合出場の記録を持ち、昨季のJリーグではMVPに輝いた。ピッチ上の実績だけではなく、独自のサッカー哲学も持っている。そんな重鎮MFに香川は「メンタル面の成長の土台として捉えたい」と復活へのアドバイスを求めていくという。

 

 普段は日本代表でしか接する機会はなく、アギーレ体制となったブラジルW杯以降はじっくりと話す場面もなかった。それが、アジア杯で決勝まで進めば約1か月にわたって行動をともにできる。ベテランMFから得るものは計り知れない。

 

 遠藤は自らチームメートに助言をするタイプではないものの、救いを求める選手は拒まない。さらに大会を通じて2人のコミュニケーションが深まればピッチでの連係も強化され、遠藤のスルーパスから香川が抜け出してシュートするという場面も増えそうだ。

 

 このままスランプが続けば、代表でスタメン落ちの恐れもある。日本の10番はわらにもすがる思いで遠藤の門をたたく。