ハマのメッシ・斎藤学とプロレス界の太陽・棚橋弘至 「勝負メシはカレー」で一致

2015年01月01日 14時00分

“プロレス界の太陽”棚橋(左)が“ハマのメッシ”斎藤と語り合った

 プロレス界の太陽がハマのメッシと合体した。東京スポーツ新聞社制定「2014年度プロレス大賞」最優秀選手賞に輝いた新日本プロレスのIWGPヘビー級王者・棚橋弘至(38)が、サッカーブラジルW杯日本代表メンバーのFW斎藤学(24=横浜M)と新春対談! 棚橋が2018年ロシアW杯に“応援団長”として駆けつけることを約束すれば、サッカー界一の新日本ファンとして知られる斎藤もあますところなく「プロレス愛」を語った。2人の異色トークに耳を傾けろ!

 棚橋:まずビックリです。斎藤選手の(横浜Mの)ロッカーに本間(朋晃)さんTシャツがあった。「こけし」(本間の必殺技)人気がサッカー界に、こんなに侵食しているなんて…。

 ――…。2人の出会いは新日本プロレス旗揚げ記念大会(2014年3月6日、東京・大田区総合体育館)ですね

 斎藤:(13年8月の)G1決勝を見てハマりました。棚橋さんには悪いんですけど、小島(聡)さんの「イッちゃうぞバカヤロー!」って観客と一緒に言うじゃないですか。そういうのに引かれました。その次が大田区大会で棚橋さんの体の大きさにビックリました。

 棚橋:サッカーをあまり見る時間もなく…前日に(斎藤を)「ウィキペディア」で調べました(笑い)。

 ――4月の試合(ACL全北現代戦)では2ゴールを決めた斎藤選手が、「愛してるよ~!」と棚橋選手の決めポーズを披露

 棚橋:今度はゴールを決めて(センターサークルに)戻る時にエアギター弾くとかね。締めでも「マリノスファンの皆さん~愛してま~す!」とセットアップでやってほしいですね。

 斎藤:よしっ! もっと点を取らないと。

 ――ブラジルW杯の出発前には棚橋選手が「派手に暴れて下さい!」のメッセージを入れた国旗とTシャツを贈った

 斎藤:暴れてこられなかったんですけどね…(試合出場なし)。

 棚橋:ずっと出番は、まだかまだかって。「あそこ斎藤だよな。ペース変えないと」って、知り合いと話していました。

 斎藤:試合前にプロレスの映像を見るか? テンションを高めようと、入場曲とかですね。お気に入りは棚橋さんと中邑(真輔)さん。石井(智宏)選手は入場曲じゃなくて、ボコボコにしまくっている映像が(タブレット端末に)入ってます。

 棚橋:サッカーやっている人は気が強いですね。ボールを奪い合う時の見えない反則とか体の入れ合いとか。斎藤選手もそのうちバックハンドブローとか、見えない後藤(洋央紀)の頭突きみたいなね。

 斎藤:…。

 棚橋:“勝負メシ”とかある? ボクは高校の時の駅伝大会で、野球部のエースをまくってゴールした。その日の朝食がカレーで、そこから勝負メシになった。(IWGPの防衛戦で)V11までカレーを食って、V12のオカダ(カズチカ)戦の前にオムライス作ったんですよ。そうしたらコロッと負けた。カレー食っとけばな…。

 斎藤:ボクも好きで、試合2日前から基本的にカレーばかりです。

 棚橋:息子がサッカーをやっているので聞きたいんですけど、どうやったらサッカー選手に?

 斎藤:まず好きだという気持ちが強くないと。「愛」ですね。

 棚橋:うまいこと言ったね。山田くん、座布団50枚くらい持ってきて!

 ――今後の目標を

 棚橋:1月4日(東京ドーム)にオカダを倒して、時代をつくっていきますよ。もう一度。

 斎藤:今の言葉ヤバイね。ボクはロシアW杯に出て日本を勝たせることにあるので、日々大切にしていく。アギーレジャパンにも入らないと。

 棚橋:ボクも行きますよ。(W杯の)合間にロシアで新日本の興行をやりましょう!「レッドブル軍団復活」ってね。

 斎藤:レッドブル軍団って…分からないです。

 棚橋:ボクのモットーで「日々全力」というのがある。何かをやることにすべて「全力」の冠をつけて過ごしてほしい。

 斎藤:ずっと新日本を背負ってもらいたいし、それを見て自分の活力にします。応援しています。

☆たなはし・ひろし=1976年11月13日生まれ。岐阜・大垣市出身。99年10月10日の新日プロ後楽園大会でデビュー。IWGPヘビー級王座7度の最多戴冠記録とV11の最多防衛記録を持つ、日本プロレス界不動のエース。必殺技はハイフライフロー、スリングブレイド。181センチ、103キロ。

☆さいとう・まなぶ=1990年4月4日生まれ、神奈川県出身。小学生から横浜M下部組織に所属し、2009年にトップチームに昇格。J2愛媛への期限付き移籍を経て12年に横浜Mに復帰。ロンドン五輪、ブラジルW杯の日本代表メンバーに選出された。愛称は「ハマのメッシ」。169センチ、68キロ。