来年2月24日に本戦が開幕するアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で日本勢として7年ぶりの覇権奪回を目指すG大阪はF組に入った。城南(韓国)、ブリラム(タイ)、東地区プレーオフ勝者と同組になったが、G大阪の前に立ちはだかるライバルはどのような相手か。

 Kリーグ史上最多7度の優勝を誇り2010年にACLも制した韓国の名門・城南だが、近年はスポンサー離れによる財政難でチーム力も低下。今年の韓国FAカップを制してACL出場権を手にしたが、リーグ戦では9位と低迷している。

 今季のタイ・プレミアリーグ王者のブリラムはスペインやアルゼンチンから助っ人を集め、素早いパス回しから攻撃を組み立てる“バルサ流サッカー”を標ぼう。国内では圧倒的な戦績を残しているが、アジアの舞台では13年の8強が最高。今季のACL1次リーグではC大阪が4―0と圧勝しており、日本勢に戦いづらい印象はない。

 むしろ怖いのはプレーオフ勝者。出場チームに含まれる広州富力(中国)は豊富な資金力で今オフも巨大補強を計画しており、日本勢が弱い“中国アウェー”も待っている。G大阪の強敵になりそうだ。