G大阪3冠なら長谷川監督を日本代表監督候補に!

2014年12月11日 11時00分

長谷川監督(右)はG大阪の宇佐美(左)とともに受賞

【武田修宏の直言!!】清水東高(静岡)の先輩、G大阪の長谷川健太監督(49)が「Jリーグアウォーズ」でJリーグ最優秀監督賞に選ばれた。憧れの先輩が名誉ある賞を得たのは本当にうれしい。思い出すのは高校時代によく怒られ、怖い先輩だったことかな。でも負けず嫌いで、とにかく熱い人。苦労が報われたと思う。

 

 長谷川監督がG大阪の監督に就任してからは、かなりチーム作りに苦労していた。チームはパスサッカーが持ち味。勝つためにはそれ以外の戦い方も身につけないといけないけど、なかなか新しいスタイルは浸透しなかったらしい。

 

 就任当初は「人を動かすのは難しい」とか言っていたが、口で指示するだけではなく、練習方法から見直した。パス練習でも常にシュートまで盛り込んで意識させたそうだ。勝つためにはなりふり構わぬ姿勢で、実力者でもスパッと交代したし、必要であればパワープレーも行った。こうした地道な指導と、戦略が成績に表れたんだと思う。

 

 長谷川監督に無理を言って、今季も何度かG大阪の練習を見学させてもらった。熱心な指導は本当に学ぶべきところが多かった。それにまったくブレることはなかったし、Jリーグで逆転優勝を果たしたように強運もある。指揮官に必要なものはみんな持っているんじゃないかな。

 

 天皇杯決勝(13日、対山形)が残っているし、ぜひ「3冠」を狙ってほしい。日本人監督として初の完全制覇なら、将来の日本代表監督候補になるんじゃないか。

 

 ☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。