アギーレ八百長疑惑余波 逃げ出すスポンサー続出?

2014年12月03日 11時10分

2日付け本紙一面。アギーレ監督の八百長疑惑が大きな波紋を広げている

“アギーレ・ショック”で大相撲の二の舞いか。日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)がスペイン1部リーグの八百長疑惑に絡み起訴される可能性が浮上している問題で、さらに波紋が広がってきた。日本代表を支えるスポンサー企業が今回の事態を危惧しており、今後の展開次第では契約やプロモーション活動に大きな影響が出てきそうだ。

 

 アギーレ監督の衝撃的な「八百長疑惑で起訴」報道は、日本代表に甚大な“被害”をもたらすかもしれない。大手広告代理店関係者が指摘する。

 

「代表のスポンサーは日本が誇る大企業ばかりで、当然コンプライアンスも極めて厳格。八百長への関与が立証されれば何らかの措置を取るだろうし、たとえ疑惑の段階でも長引くようならいろいろなところに支障が出てくるでしょうね」

 

 日本代表の運営や活動に関わる費用は日本サッカー協会が捻出しているが、大きな資金源となっているのがスポンサー収入だ。たとえば先月5日に更新が発表されたオフィシャル・サプライヤーのアディダス・ジャパン社との契約は、8年総額240億円(推定)とも言われる超破格のもの。代表にとって、いかにスポンサー企業が重要な存在であるのかが分かる。

 

 そうした企業にとって、今回の八百長問題は決して看過できるものではない。八百長行為はスポーツマンシップに反するだけではなく、ほとんどのケースでマフィアなどの犯罪組織が関わっている。そのため、もしチームを率いるアギーレ監督の有罪が確定すれば日本代表のイメージダウンどころではなく、一気にスポンサー離れが起きる危険性があるのだ。

 

「新たなスポンサー開拓や、ちょうど契約更新の時期にある企業との交渉にも影響が出る可能性は否定できない」とは同関係者。2011年に大相撲で八百長問題が勃発した際には、懸賞金を出すスポンサーの撤退や力士が出演するテレビCMの放映自粛が相次ぎ、世間の風当たりも強かった。有罪の場合はもちろんだが、アギーレ監督が起訴されて裁判にかけられるだけでもイメージ悪化は避けられず、このままでは協会の屋台骨である代表関連事業の収益に大打撃を与えかねない。

 

 代表監督の前代未聞のスキャンダルが現実のものとなれば、日本サッカー界は負のスパイラルに陥ることになる。