メッシ ハットでCL最多得点更新「74」

2014年11月26日 11時00分

【キプロス・ニコシア発】メッシが新たな金字塔を打ち立てた。サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第5節の8試合が25日(日本時間26日)に各地で行われ、F組バルセロナ(スペイン)のFWリオネル・メッシ(27)が敵地でのAPOEL(キプロス)戦でハットトリックを達成し、4―0で快勝。欧州CL通算ゴール数を74得点に伸ばし、ラウル・ゴンザレス(37=ニューヨーク・コスモス)が持っていた最多記録(71点)を更新した。

 小さな巨人がいとも簡単に、そしてど派手に新記録を樹立した。歴史的瞬間が訪れたのは1点リードで迎えた前半38分。ペナルティーエリアにいたメッシはMFラフィーニャの左足シュートに反応すると、右足でコースを変えてゴール左隅に流し込んだ。

 前節のアヤックス戦で2得点し、ラウルの記録に並んでいたメッシにかかる記録更新の期待は大きかったが、そのプレッシャーも簡単に打ち破った。地中海に浮かぶ小さな国のスタジアムでの偉業達成。チームメートから祝福を受けた背番号10は笑顔とともに、控えめなガッツポーズで応えた。

 だが“メッシ劇場”はこれで終わらなかった。後半13分、今度はスアレスのスルーパスに反応。エリア内で右足を振り抜くと、GKに当たったボールは左ポストを叩いてそのままゴールネットを揺らした。完全に勢いづいたエースは終了間際の後半42分、左のFWペドロの折り返しをまたも右足で押し込んでハットトリック達成。利き足でない右足での3得点は自身初という“珍記録”のおまけ付きで、CLに新たな歴史を刻んだ。

 メッシは22日の国内リーグ・セビリア戦でもハットトリックを達成し、リーグ史上最多得点記録を持つテルモ・サラの251点を超える253点目をマーク。1週間に2つの大記録をともにハットトリックで更新するという偉業を成し遂げた。

 驚くべきはゴールの量産ペース。ラウルが155試合で71得点だったのに対し、メッシは91試合で74得点。ちなみに、ラウルの記録にあと1点に迫っているFWクリスチアーノ・ロナウド(29=レアル・マドリード)が107試合で70得点であることを見ても、メッシの得点率の高さは際立っている。

 メッシの新記録、チームの大勝とお祭り騒ぎのバルサだが、喜んでばかりもいられない。F組首位のパリ・サンジェルマン(フランス)とは勝ち点1差の2位。1次リーグ最終節の直接対決(ホーム)で勝たなければ2位通過となり、決勝トーナメント1回戦で他組の1位通過チームと対戦することなる。悲願のCL王座奪還に向けて、まだまだ気が抜けない戦いが続く。