フォルラン獲り失敗でJクラブ再び堅実路線へ

2014年11月22日 11時02分

チームは降格圏内と失敗に終わったフォルラン獲得

 J1のC大阪は21日、岡野雅夫社長(61)が今季限りで辞任すると発表した。2012年1月に就任し、チームは昨季、FW柿谷曜一朗(24=バーゼル)らの活躍もあって4位と躍進した。


 優勝を狙った今季は10年南アフリカW杯得点王のウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(35)を獲得するなど大補強を敢行。だが、第31節終了時点で勝ち点30の17位とJ2降格圏に低迷している。シーズン中の2度にわたる監督交代でチームに混乱を招き、責任を取る形となった。


 辣腕で知られる名物社長の電撃辞任は、他のJクラブにも大きな波紋を広げている。在京Jクラブ関係者は「フォルランの失敗を見ると、ネームバリューだけの大物には手を出しづらくなる。チームへの影響も大きいし、上もそこまでのリスクを冒すことは避けるようになるだろうね」とため息交じりに話した。


 フォルランはJ史上最高となる年俸6億円(推定)と破格の待遇で迎え入れられたが、ここまで7ゴールと期待を裏切った。大物ゆえに状態が悪くても起用せざるを得ず、次第にチームのバランスが崩れていった。現在の低迷の“元凶”とも言えるだろう。


 旬を過ぎた世界的スターがJリーグ入りを売り込むケースは今でも多いが、C大阪の悲劇を目の当たりにしたJクラブでは“堅実路線”が主流となりそうだ。