アギーレジャパンの見どころは激戦の左FW争い

2014年11月21日 16時00分

存在感を示した乾(手前)

【前園真聖 ゾノの焦点】アギーレジャパンは年内に予定されていた6試合を終えました。今後はアジアカップに臨む選手選考に取り掛かります。3トップでは右FWを務める本田圭佑(28=ACミラン)とセンターFWの岡崎慎司(28=マインツ)が、ポジションを勝ち取ったと言えますが、左FWの争いはまだ混沌としている状況です。

 

 これまでは、主にルーキーのFW武藤嘉紀(22=FC東京)が務め、積極的なプレーを披露して評価も高まりました。しかし14日のホンジュラス戦(豊田)、18日のオーストラリア戦(長居)ではスタメン出場も低調なパフォーマンスで、決してよい出来ではなかったですね。

 

 逆に武藤に代わり、途中から左サイドに入ったFW乾貴士(26=Eフランクフルト)は14日に2得点、18日もチームを活性化させる好プレーを見せました。乾は仕掛けることもできますし、パスも出せます。ジョーカー的なタイプの選手ですが、スタメンでも同じように働けるはずです。

 

 しかも乾には武藤にはないプラス材料があります。それは本田や岡崎、香川真司(25=ドルトムント)など、周囲のチームメートとの連係プレーがうまく機能していることです。特にC大阪時代にともにプレーした香川とのコンビネーションはまさに阿吽(あうん)の呼吸でした。今後も武藤の状態が上がらないままなら、アジア杯に向けてスタメン交代もあるかもしれません。

 

 ほかにもFW小林悠(27=川崎)やFW柿谷曜一朗(24=バーゼル)が候補でしょうし、まだ選出されていないFW原口元気(23=ヘルタ)も控えています。乾の大活躍で左FWは最激戦区のポジションになったのは間違いありません。(元日本代表MF)