日本代表が前代未聞の珍事に巻き込まれた。国際サッカー連盟(FIFA)は9月9日の国際親善試合(横浜国際)で日本と対戦したベネズエラに規定違反があり、没収試合扱いとする処分を下した。日本サッカー協会が19日、発表した。

 ベネズエラのFWサロモン・ロンドン(25=ゼニト)が9月5日の韓国戦でレッドカードを受け、出場停止だったが、日本戦に先発したための処分。FIFAからは「日本は第三者であり、記録を修正する必要はない」との通知があり、2―2の試合結果や初ゴールを決めたFW武藤嘉紀(22=FC東京)と柴崎岳(22=鹿島)の得点などは、そのまま残る。

 FIFAは公式ホームページで没収試合の規定となる3―0で日本の勝利と明記している。だが、日本の記録上はアギーレジャパン初勝利はジャマイカ戦(10月10日、新潟)で変更はない。