香川へのPK禅譲論に反発の声

2014年11月18日 11時00分

そろそろ結果がほしい香川(中)

 日本代表MF香川真司(25=ドルトムント)がアギーレジャパンで苦闘を続けている。そこでPKの場面でキッカーを任せ、完全復活のきっかけにしてもらおうという“PK禅譲論”が出ている(本紙昨報)が、一方でこれについて反発の声もある。


 Jクラブの強化担当者は「香川もいい年なんだから、自分で(不振を)抜け出さないといけないんじゃないの。きっかけにはなるかもしれないけど、真司も、もう若手ではないし、代表の中心選手なんだから…。そういうのはなくてもいいと思うね。プロなんだし」。


 今年3月のニュージーランド戦では代表でPKを担当する本田が、当時マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)で出番がなかった香川にPKキッカーを任せた。本田も「譲った」と話しており、悩める後輩を気遣った…という“美談”となった。


 だが、同強化担当者は「あのときだって、仮に香川が外していたら、どうなったのか。PKだって100%ではないんだし…」。得点に直結するPKは勝敗を左右するだけに、“禅譲”は決して称賛されるようなことではないという。もちろんこうした声は、香川なら自分で苦境を抜け出せるという期待の裏返しでもある。


 18日のオーストラリア戦の会場(大阪・ヤンマースタジアム長居)は、かつて所属したC大阪のホームスタジアム。香川は「ホームの感じがする。しっかり結果を残したい」とゴール奪取を誓ったが、まずは自力で道を切り開くしかない。