出場に慎重な内田と試合に出したいアギーレ監督に温度差

2014年11月11日 16時00分

左手の包帯が痛々しい内田。代表復帰もトーンは上がらない

 サッカー日本代表が10日、、キリンチャレンジカップ・ホンジュラス戦(14日、豊田)に向けて愛知・豊田市内で合宿をスタートさせた。アギーレジャパンで初の代表入りとなったDF内田篤人(26=シャルケ)は、合宿初日の練習でランニングやサッカーテニスなどのメニューをリラックスした表情でこなした。8日のドイツリーグ・フライブルク戦で左手を負傷して骨折の疑いもあったが「大丈夫です。腫れがひどいですけど。サッカー選手なんで、手はたとえ折れていても大丈夫ですから」と軽傷を強調した。

 

 だが、7月に発症した右ヒザ痛が完治していない。内田は「とりあえずヒザのほうもいろいろあるんで、どうですかね…。まあ話し合いですね」と歯切れが悪く、ホンジュラス戦とオーストラリア戦(18日、ヤンマー)の出場に関しては慎重な姿勢を崩さなかった。シャルケのチームドクターも来日しており、今後は代表側と意見交換しながら起用の可否が決定される。

 

 一方、内田の浮かない表情とは対照的に、念願の招集が実現したアギーレ監督は「特にプレーも支障なくできると思っている」と起用したくて仕方がない様子。スタメンについて「私の中ではもう決まっている」とも話しており、強行出場に踏み切る可能性もある。内田本人との温度差は明らかだった。

 

 アジアカップ前にチームに内田をなじませたいということだろうが、無理をすれば大事につながりかねない。決断に注目が集まる。