日本サッカー協会が日本代表ハビエル・アギーレ監督(55)を“挙国態勢”で支える。

 7日、協会が技術委員会にアギーレ監督を呼び選考基準などについて事情聴取すると一部で報じられたことを受け、霜田正浩技術委員長(47)は「我々は監督を支えていく立場で(技術委員会に)呼ぶことは考えていないし、そうした事実もない。監督とは普段から顔を合わせてコミュニケーションを取っている」と否定した。

 逆に今後は技術委員会だけではなく、日本サッカーの総力を挙げてアギーレジャパンをバックアップするという。「監督はJリーグ全体をどう強化するかも考えているし、アドバイスなどクラブの監督と話す機会があれば喜んでいく」(霜田委員長)

 様々な経験を積んできたJの指揮官たちと積極的に意見交換を行い強化を図っていく構えだ。これまでも試合の視察時に各クラブの監督たちとコミュニケーションを取っているが、今後はさらに代表に関する具体的な意見を求める方針で、監督たちが顔を揃えるJリーグアウォーズ(12月9日、横浜アリーナ)での会談が検討されている。ひとまず来年1月のアジアカップ(オーストラリア)までは挙国一致で代表強化が進められそうだ。