本田に「アギーレジャパン主将就任」を長谷部が説得へ

2014年11月07日 08時00分

やる気を見せない本田(手前)に前キャプテン長谷部(左)がカツを入れる?

 アギーレジャパンの主将には誰がなるのか。日本サッカー協会は、キリンチャレンジカップのホンジュラス戦(14日、豊田)とオーストラリア戦(18日、ヤンマー)に臨む日本代表メンバー23人を発表。“暫定主将”を務めるエースFW本田圭佑(28=ACミラン)が順当に選出された一方、正式な主将就任には相変わらず消極的。チーム内には、前任のMF長谷部誠(30=Eフランクフルト)が代表に戻ってきたことで、エースを説得してもらおうという意見が出ている。

 

 5日の会見でアギーレ監督は「キャプテンに関しては、全員が揃ったところで決めたいと思っている」と話し、今合宿で主将の選定作業を行う方針だ。ではいったい誰が正式な主将となるのか。

 

 アギーレ監督は9月の初陣では本田とGK川島永嗣(31=スタンダール)、DF吉田麻也(26=サウサンプトン)の3人をキャプテンに指名。先発を外れた10月のブラジル戦を除き、本田がゲーム主将を務めている。目前に迫った来年1月のアジア杯まではこのまま本田が暫定的にキャプテンを続ける見込みだが、イレブンからは「務めを果たしていない」との声も出ている。

 

 そもそも本田はキャプテン就任に後ろ向きで「面倒というか、義務みたいなものが発生しちゃうんでね」と話している。おまけに「マコ(長谷部)が一番ふさわしいと思っている」と前任の長谷部に押し付けたい様子で、積極的にかかわる気はまるでない。

 

 とはいえ、アギーレジャパンの大黒柱は誰がどう見ても本田だ。このまま正式に主将に就任することこそ本来の姿と言える。そこで、代表欧州組の一人は「次の合宿で長谷部さんがちゃんと話すことになるんじゃないか。圭佑君も長谷部さんから言われれば断れないだろうし、納得もするのでは」と話す。

 

“オレ様”と言われる本田が代表チーム内で耳を傾ける存在は、前主将の長谷部だけ。ザックジャパンを支え続けた長谷部から、主将の使命や役割について熱く薫陶を受ければ、本田も聞き入れチームのため主将の仕事に積極的になってくれるかもしれない。10月の代表戦で外れた長谷部がチームに戻ってくることで、そんな期待が高まっているのだ。

 

 一方で、チーム内には「キャプテンとして長谷部さんの代わりが務まる人はいない」と根強い待望論もある。本田が長谷部の“説得”を聞かないようなことがあれば、前主将の“再登板”も現実味を帯びてくる。

 

 主将は勝敗を大きく左右する大切な役目。本田か、長谷部か、それとも“第3の男”か。ロシアW杯までの道筋は、その人選が大きくかかわってきそうだ。