冷静沈着な浦和GK西川がMVP最有力

2014年11月05日 11時00分

【武田修宏の直言!】今季のJリーグも残り3試合となり、優勝争いは首位浦和と2位G大阪の2クラブに絞られたんじゃないかな。勝ち点「5」の差があって次節は直接対決。まだまだVの行方はわからないけど、少し浦和が有利な状況だろうね。

 

 毎年のように優勝争いを繰り広げる浦和も、ここ数年は終盤に失速し、リーグ戦タイトルを逃してきた。今季は選手全員が守備面で高い意識を持ち不用意な失点を減らし、安定感のある試合を見せている。これは広島から加入した日本代表GK西川周作の存在が大きい。

 

 どんな場面でも冷静沈着。3日の横浜M戦でも、絶体絶命の1対1の場面で冷静に対処し、得点を許さなかった。もともとミスが少ないGK。西川がゴールマウスにいるだけで、守備陣はもちろんチーム全体に安心感を与えている。

 

 しかも試合の状況を読み切り、味方への指示も的確に出すなどまさに万能タイプの守護神。ここまでリーグ最少の27失点が高い貢献度を証明している。リーグ制覇を果たせば、最優秀選手(MVP)に選ばれるのは間違いないだろう。

 

 2位G大阪の持ち味は攻撃力。突破力が武器のFWパトリック(27)とFW宇佐美貴史(22)に、MF遠藤保仁(34)が絡む。ただ最近は研究されて少し厳しいかな? いずれにしても直接対決の行方が楽しみだね。

 

 ☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。