日本サッカー界 「若年層の“地盤沈下”」打開策あるか

2014年11月07日 11時00分

 日本サッカー界の若年層の“地盤沈下”に歯止めをかけるため、打開策が示された。

 9月のU―16アジア選手権(タイ)で同日本代表は準々決勝で韓国に敗れ、来年のU―17W杯出場権獲得に失敗。同月のアジア大会(韓国)では、2016年リオデジャネイロ五輪を目指すU―21代表がベスト8止まりで、大会連覇を逃した。負の連鎖は止まらず、A代表入りもささやかれるMF南野拓実(19=C大阪)擁するU―19日本代表も、10月のU―19アジア選手権(ミャンマー)で準々決勝で北朝鮮にPK負け。4大会連続でU―20W杯出場を逃した。

 今後のA代表を担う若き選手たちが、年代別国際大会の出場機会を得られないことは、強化の面で他国に後れを取ることになる。日本協会は危機感を持って対策を練っているが、Jクラブ側も思いは切実だ。

 あるJクラブ関係者は「協会もいろいろやっているし、Jリーグもリーグとしていろいろ取り組んでいかなければならない。その一つとして、若い選手がより多く真剣勝負の場を経験するのが大事」と話したうえで、具体案を示した。

「リーグ戦にU―21世代を1人以上ベンチ入りさせるとかの決まりを作るのも一つの考え。実際にやっている国もあるし、リーグ戦がダメならまずはナビスコ杯とかで試してみるのもいいと思う」

 実際、メキシコリーグには、ベンチ入りメンバーに21歳以下の選手を2人以上入れなければならないという規定がある。そうした対策は実を結び、U―17W杯で優勝2回、U―20W杯で準優勝1回、U―23で行われる五輪でも2年前のロンドン大会で優勝している。

 高いレベルでの真剣勝負でもまれれば、飛躍的な成長を遂げる選手が日本にも出てくるかもしれない。