なでしこジャパンが30日、遠征先のカナダから帰国した。

 来年6月の女子W杯の開催国カナダを相手に2連勝し、佐々木則夫監督(56)も連覇に向けて大きな収穫を得た様子。

 「雰囲気や人工芝の状況など、あらゆる面でチェックできた」と手応えを口にした。

 今年の代表活動は終了。「80%くらい」という選考状況の中で注目が集まるのが、ベテランのMF澤穂希(36=INAC神戸)だ。

 ベストメンバーを呼んだ今回の遠征からは外れたが、指揮官は「もちろん可能性はあります。アルガルベもあるし、ボーダーラインの2~3人が入るかもしれない」。

 強豪と対戦する来年3月のアルガルベカップ(ポルトガル)が澤の最終テストの場となりそうだ。