“アギーレジャパンの秘密兵器”新潟FW指宿「代表でやれる自身ある」

2014年11月01日 16時00分

指宿はアギーレジャパン入りへ手応え十分だ

 J1新潟のFW指宿洋史(23)に日本代表のホンジュラス戦(11月14日、豊田)とオーストラリア戦(同18日、ヤンマー)への招集が浮上している。4年以上もスペインでもまれた195センチの長身ストライカーは同じリーグで指揮を執っていたハビエル・アギーレ監督(55)をどう見ているのか。“アギーレジャパンの秘密兵器”が本紙の独占インタビューに現在の胸中を激白した。

 

 ――7月に完全移籍した新潟でのプレーは

 

 指宿:手応えはある。「新潟とやるから注目度が高くなる」というチームにしたい。

 

 ――残り試合の目標

 

 指宿:「1試合1点」は決めていきたい。まずはチームの勝利が前提ですが。

 

 ――柏ユースではFW工藤壮人(24=柏)やDF酒井宏樹(24=ハノーバー)らと同僚だった

 

 指宿:工藤の活躍や酒井が海外でやっていたり、刺激はもらっている。年に1回、同窓会があって集まったりするので。僕らは特に仲が良いと思うし。毎年オフには柏に行ったりします。

 

 ――スペインでプレーしていたが、アギーレ監督の印象は

 

 指宿:面識はないですね。でも(指揮していた)エスパニョールで言えばすごい選手がいるわけじゃないけど、チーム全体が働く印象がある。チームとしての意識というのを大事にしているのでは。

 

 ――スペインで培った経験は

 

 指宿:まず、ゴールへの意識。点を決めたか決めないかをとにかく聞かれる。やっぱり、FWで周りに評価されるのは得点。周りを生かす時もあるけど、自分が決めるのが一番ですね。

 

 ――生活も大変そうだ

 

 指宿:そもそも一人暮らしが初めてだったんで、しんどかったですよ。自炊もしますよね。(料理については)他の欧州の国と比べてスペインは米が充実しているんで助かった。チャーハン、カレー、パスタのローテーションです(笑い)。

 

 ――スペイン語は

 

 指宿:もう大丈夫ですね。スペイン人は英語も全然使わないですし。

 

 ――アギーレ監督はスペイン語が母国語。コミュニケーションもスムーズにいくのでは

 

 指宿:そうですね。直接やり取りできますし、もちろんそういうのはありますね。

 

 ――自身もラテン系か

 

 指宿:途中からボチボチやっていけるようになりました(笑い)。スペインでは「チステ」という落語みたいなのをテレビでやっていて、そういうのから(ネタを)みんな2~3つ持っていたり。

 

 ――日本代表への思いは

 

 指宿:もちろん狙っていく思いはある。監督が代わって、誰にも可能性があると思っている。若い世代が活躍することで上もうかうかしていられないという良い意味の競争が、今チーム内で起きていると思うし。

 

 ――Jリーグからも多くの選手が招集されている

 

 指宿:本当にしっかり見てくれていると思う。たとえ派手なプレーをしなくても、メディアで騒がれていなくても、公平な目で見ていると。

 

 ――ロシアW杯に向けてロンドン五輪世代が今後の代表を担う

 

 指宿:僕らがしっかりやっていかないといけない。決してもう若手じゃない。日本を引っ張っていかないといけないと思っている。

 

 ――アギーレ監督は高さのあるセンターFWを求めている

 

 指宿:やれる自信はあるし、それなりのものは積み上げてきている。選んでいただけたら、もちろん自信はあります。足元(の技術)がないわけじゃないけど、ドリブルで抜くタイプじゃない。そこはシンプルに。ポストプレーの後、1、2タッチでゴールへと。そこにこだわりたい。

 

 ☆いぶすき・ひろし=1991年2月27日生まれ。千葉県出身。柏ユースからJリーグを経由せずにスペイン2部のジローナに入団。その後スペインで5クラブを渡り歩き、2012年1月にはセビージャで1部デビュー。12―13シーズンにはベルギー2部のオイペンでもプレーした。今年7月に新潟へ完全移籍し“逆輸入ストライカー”として話題に。現在、J1で2得点。195センチ、89キロ。