【英国・リバプール発】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第3節は22日(日本時間23日)に各地で8試合が行われ、昨季の欧州王者レアル・マドリード(スペイン)がついに鬼門を突破した。敵地でのリバプール(イングランド)戦は未勝利で無得点と相性は最悪。だが、前半23分にFWハメス・ロドリゲス(23)のパスに走り込んだFWクリスチアーノ・ロナウド(29)がシュートを叩き込み先制すると、その後もFWカリム・ベンゼマ(26)が2点を加え、3―0と完勝した。

 先制弾のC・ロナウドは公式戦10試合連続ゴール。CL通算得点を70に伸ばし、FWラウル・ゴンザレスの持つ最多ゴール71まで「あと1点」に迫った。C・ロナウドは「記録については心配していない。メッシ(27=バルセロナ)と僕がいつか破るとわかっているから」と余裕のコメント。

 CL3連勝で連覇に向け万全の状態。カルロ・アンチェロッティ監督(55)は「とても満足。チームは成熟し、自信を持っている」と話すなど、現在のチームとC・ロナウドに死角はない。